じゅうしん街コラム COLUMN

一種低層 建蔽率50% 容積率100% 不動産の売却相談

2020年2月9日

具体的な売却相談のお話。

1種低層の閑静な住宅地。バブルのころには人気があったでしょう。

ゆっくり庭付き車庫2台以上取れる住宅。

建蔽率50%、容積率100%の土地197㎡・・・・①

隣地の南側の角地が120万円で売却に出されていた。最初は古家があったが、更地にしたらすぐに売れていいた。

こちらを②としましょう。

 

ウチ①は北道路だけど土地が大きい、建物は築35年以上。いくらで売れるのか。そんなお話でした。

お調べすると、隣地の南側の土地②は110㎡の約33.27坪。しかも角地。

4000万以下で、価格、広さ共に、そのエリアではちょうど良い物件でした。

ご相談の物件は197㎡。実測すると196.●㎡。

一般の方には、難しいかもしれませんが、不動産に詳しい方であれば、特に売主側、業者さんとの取引に長けている方であれば、想像がついてきます。間口は?2区画にできるのかどうかと。

①ご相談いただいた物件 59.59坪 × 120万円 =7150.8万円

②上記の南側角地、33.27坪 × 120万円 =3992.4万円

所有者さんのご希望はこういうことでした。

 

閑静な住宅地ですが駅からは19分

①に建物解体費用、仲介手数、建築費用を考えると、1億前後物件になってしまいます。

②は、すでに更地でした。7000万以内にはおさまるでしょう。

①②ともに、大きさの建物、仕様、ハウスメーカーによって変わりますがこんなイメージです。

駅からの距離、立地を考えると①を1億近い予算で検討する方は、ごく少数。ほぼいない。

2区画に割ることも厳しい。これが200㎡以上あれば、話は変わってきます。

①ご相談いただいた物件 59.59坪 × 120万円 =7150.8万円の30%減。

坪84万円くらいでのお話をしました。残念ながら、お断りされてしまいました。

 

今のご時勢。人気があるのは駅近。庭のある家を好む方もいますが、総額にあった不動産。

数日後に大手不動産から7000万円ちょっとで売却に出ていました。

しかしながら売れるはずもなく、長期にわたり販売されて、そして、当社に買取り相談がきました。

金額は残念な数字。長時間かけて、気持ちも折れてしまったのでしょうか。

当社でも買取りは難しく、お断りしました。

 

思い入れがあるご自宅、できる限り高く売りたい。しかしながら相場があり、買い手があってこそ。

市場の評価は、その時々で違います。

これが、駅徒歩5分なら。あと5㎡大きければ。(間口の問題もあったのですが)。

売却相談のどうするか。どう考えるか参考にしてください。

 

 

 

当社の特徴は、高齢者の為の老人ホーム紹介までできること。賃貸から始まり、購入・売却、相続や老人ホームまで自分たちのことではなく、お子様やご両親や祖父母の住まいに関する相談が可能です。セカンドオピニオンとしてもご相談ください。

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