港北区・都筑区で友人の中古戸建の売買契約

2020年6月28日

今月は小学校、中学校時代から知っている友人の中古戸建の契約が立て続けにありました。

友人知人の契約は難しいものです。

不動産会社に勤めてすぐ15年以上前に、先代の父親から言われたことがありました。

その当時、よその会社に勤めていた私は、友人に何を勧めればよいのか。高額な住宅ローンを組ませて良いものなのか。高額な仲介手数料を友人から頂くのは申し訳ないといったことで、他の業者さんから仲介してもらった方が、あとあと何か言われたりしないで楽だと、友人などの売買仲介に尻込みしてました。

先代からは、「そんなに自分の仕事に自信が無いのか。友人が悪い不動産会社、営業マンは沢山いる。変な物をつかまされて買わされたり、高い物件買わされたりして、友人が困ったらどうするんだ。よその営業マンは売り上げ、歩合の為に必死だぞ。難しい物件でも買わせるように営業するぞ。」

私「困っているなら、出来る限りの相談には乗る。」

先代「不動産は困ってからじゃ遅いんだ。それだけ高額なんだ。困ってからじゃどうしようもないことがある。」

私「・・・・・」

先代「困る前に、確かな物件を仲介すればいいだろ。手数料はそのあと考えろ。自信がないなら、自信がつくように学べ」

そんなやり取りがありました。

そしてそんなやり取りの後すぐに、友人が初めて物件を婚約者と見に行き、朝から昼も食べずに物件を見て回り、3時過ぎに解散して4時から契約で手付金を下ろして契約してしまった。家に帰り冷静になったら、結婚前。本当に欲しいのか、良い物件なのかわからない。解約したいと相談がありました。

話を聞くと、契約から数日たっていること。仲介会社に解約したい旨を連絡を入れたが出来兄といわれて途方に暮れていたとのこと。物件は2棟現場で1棟売却済み、残り1棟も売れたがキャンセルになり値段も下がったばかり。すぐに契約しないと売れてしまう。キャンセルになったから契約書の準備もできておりすぐに契約できる。典型的なびっくりなストーリーです。

しかし、案内を受け購入申込書を書き、一度解散。1時間後に、再訪して手付金を払い、重要事項説明・契約書の読み合わせを受けて署名捺印。一般媒介と支払い約定書にも署名捺印済みとのこと。

残念ながら、私に出来ることはありませんでした。結局、仲介手数料の半金を支払い、手付放棄で解約という形にした。手痛い１００万以上の出費だけど勉強代だ。今後に活かすとの報告がありました。

自分が相談に乗っていたらこんなことにはならなかったはず・・忘れることができない相談でした。

それからしばらくして、2人の関係にもそれ以来ひびが入り、関係も解消したとの連絡もありました。

大きな金額が動くから、人間関係に与える影響は、大きい。

仕事の責任を痛感した出来事。きっと仲介営業マンはそんな事実知らずに営業して丸め込んだのでしょう。

あれから十数年が過ぎて、私も、代替わりして現在。

1組は家族で子供と住むため。最初の希望はマンションでした。

友人の相談を受けて、個人的な意見、見解を述べて、家族会議をお願いしました。

マンションからもっと広く中古戸建てや新築と考えてもらえるようになり、希望エリアに見つかったのが中古戸建でした。

私も職業や老後のことを考えると、そちらの方がオススメでした。

もう1組は、親の老後を考えて親と同居して住むための契約。